コラム

2025.04.24

いま、どうして 保育の質が大事なの?

保育の質を高める鍵は、
先生自身が主体的に保育を「楽しむ」こと。

子どもたちは楽しそうだし、保護者の方も満足してくれている。このままでいいのでは?」

そう思われる先生もいらっしゃるかもしれません。しかし、少子化が進む現代において、保護者の皆さまは、お子様にとって「本当に良い保育」を求めています。単なる預かりの場ではなく、子ども一人ひとりの育ちを深く見つめ、その可能性を最大限に引き出す保育。それが、選ばれる園となるための重要な要素です。質の高い保育は、子どもたちの健やかな成長を促し、保護者の信頼を深め、そして何よりも、先生方自身のやりがいと誇りにつながります。

実は、園ごとの保育の質よりも、園内の先生ごとの保育の質の方が大きくばらついていることが分かってきました(下図参照)。


幼児教育の質のばらつき

ECERSスコアとは:幼児教育環境の質を評価する指標です。保育環境や活動、子どもとの関わりなどを7段階で評価し、教育の改善や質向上、保育士の研修計画や園の運営改善にも幅広く活用されています。

(注)上の表はある自治体で実施した「保育環境評価スケール」の結果を箱ひげ図であらわしたもの。出所:「認可保育所における幼児教育・保育の質に関する評価の実施と課題」より抜粋 慶應義塾大学 中室牧子ほか

その理由の一つが、保育という営みの見えにくさです。

日々の業務に追われる中で、子どもたちの育ちを振り返る時間や、先生同士で保育について語り合う機会は決して多くありません。同じ園で働いていても、他の先生がどのような保育をしているのか分からないことも少なくありません。だからこそ、保育を可視化し、園内のばらつきを減らしていくことが、園全体の保育の質を高めるために必要なのです。

「おうちえん」では、ドキュメンテーションを軸に図のようなサイクルを通して、この取り組みを支えます。

まず、日々の保育を記録し、子どもたちの育ちを可視化します。次に、その記録をもとに先生同士で育ちを共有し、対話します。他の先生の視点や実践に触れることで、新たな気づきや学びが生まれます。そして、その気づきを環境設定や保育の実践へと活かしていきます。すると新しい子どもの姿が見え、再び育ちが可視化されます。

この「育ちの可視化 → 共有・対話 → 環境設定・保育の実践」

という循環が回り続けることで、先生一人ひとりの気づきや工夫が園全体に広がり、保育の質は自然と高まっていきます。そして何より、先生自身が「保育っておもしろい」「もっとやってみたい」と感じられる瞬間が増えていきます。

おうちえんは、先生の楽しさから保育の質を高めていく仕組みです。

keyboard_arrow_up

ログイン

お問合せはこちら

keyboard_arrow_right